竹内秀樹・太陽光発電システム研究所(TSS)について

所在地〒107-0062 東京都港区南青山5-17-2
代表者竹内秀樹(タケウチ・ヒデキ) takeuchi hideki
業務内容ソーラーパーネルシステムの市場動向の調査・研究
太陽光発電の導入についてのコンサルティング
メガソーラーの立地環境調査
設立2001年

最近の日本の太陽光部品業界について

竹内秀樹 半導体・液晶でかつて世界を席巻していた日本企業だが、次々と競争から脱落し、いまや世界に覇を唱えるだけの実力と意思を持った企業は、半導体では東芝とエルピーダ・メモリの2社、液晶ではシャープの1社だけとなってしまった。

しかし、生き残った3社については、世界の競争相手からも一目置かれ、その動向には世界中の業界関係者が注目し、日本の産業界も大きな期待をかけている。

従業員の士気も高い。

過酷な生存競争に勝ち残った3社には共通項がある。

それは「心・技・体」である。

我々は太陽電池産業における成功の鍵、日本企業の復権のキーワードは「心・技・体」であると考える。

心は、その事業で世界トップになるという強い意志である。

東芝、エルピーダ・メモリ、シャープに共通しているのは、経営陣が明確に世界1位獲得という目標を宣言し、戦略・行動計画に落としたうえで、組織の末端に至るまで目標を共有していることだ。

坂本社長がトップになった後のエルピーダ・メモリは、若手社員ですら、会社が目指すDRAM市場での復権という方向性と、シェアと収益拡大のための基本戦略、行動計画をスラスラ説明できたという点が際立っていた。

エルピーダ・メモリは日立製作所とNECのDRAM部門を統合してできた会社だが、同時期に設立された半導体メーカーが、利益重視を謳いながら、役員クラスですら具体的な行動計画を明確に説明できなかったのとは好対照で、その後の明暗もくっきりと分かれた。

会社全体で目標を共有することで、社員の力が高い目標を目指して結集され、また、各社員が自律的に目標に向かって、改善・改革に取り組み、上司が命令しなくても嬉々として深夜残業をこなすという光景が見られている。